2007年 07月 09日
チロルとチャリと牛フンと |
いきなりハイテンションですみません。
昨夜、チロルの旅から無事帰ってきました。
ストの影響もほとんどなく、7月とは思えぬ寒空が続くドイツを横目に(?)
日程の後半は、チロルには真夏の陽気が戻って最高のお天気でした。
それでも、今朝は体を引きずるように起き上がり、
学校では呆けた頭でドイツ語授業をやり過ごし、
3日という約束で修理に出した愛チャリは、しばらく返ってくる気配がないなどと、
だって、チロルの美しいアルプスと草原は、まさにハイジの世界だったんですもの♪
つっても、今回の旅は、想像以上に体力勝負でしたわ。
1日目は、真夏の氷河目当てに3000mの山へとロープーウェーで登ってみたら、山頂は超天気悪くて、みぞれ吹き付ける氷点下。ガクガクブルブル
せっかくの景色も、雲の中だったせいか、真っ白でなんも見えねーし。ちぇ。
が、午後には天気が好転したので、2000mの山に再びリフトで登ってみる。下りだけならラクだろうと、帰り道は徒歩で下山したんだけれど、これが想像以上に過酷だった。だって、、、
足場が泥と牛のフンまみれなんですもの(涙)。ときに曲芸のような足技が必要でしたわ?
恐るべし「牛フン街道」は、ここが始まりだったんですけど、ね。
2日目はピーカンのお天気の中、ルンルン気分でサイクリング・・・のはずが、気づけば上級マウンテンバイカーが通る登山道に突入。片道15kmの山道を4時間かけて、マウンテンバイクで登るハメに。
途中なんて、バイクを担いで登らなあかん山道もあったんだから! (もちろん、牛フン街道もね・号泣)
いかに登りがきつかったか想像できますでしょ?
※上記写真は、穏やかそうに見えて、実は延々と続く坂道
ダンナもワタクシも予想だにしていなかった超ハードな展開でしたわ。ヤレヤレ。
だてにチャリンコ・ファン(なんだそりゃ)をやってません。
かつて、沖縄本島を4日間かけてチャリンコで1周したときは、1日80km走ったし、
秩父60kmレースでは、4時間ほど山道と闘ったこともあるんです。
それでも、舗装されていない山道をチャリで走ったのは初めてで、
一番おっかなかったのは、急勾配の下り坂が砂利道だったこと。
ブレーキかけると、スピンしそうになるから、涙目で直滑降。アブネー
思えば、年齢は30半ばだし、昔ほど鍛えてないし、
ウエアも普段着で行っちゃったけれど、終わってみれば最高に楽しかった~。
確かにハードなんだけど、モーターがついていない乗り物の旅は、長時間過ごすうちに、自分の体と一体化する気がして、たまらなく心地いい。私は乗馬には興味ないけれど、きっと愛馬を愛でる気分に似てるんじゃないかと。
そのほかにも、道中では、さまざまなスポーツで休暇を楽しむヨーロピアンたちを見かけました。
数百メートルはあると思われる、強風吹きすさぶ断崖絶壁を登るロック・クライマーたち。
ステッキ持って山登りしたあと、いきなり水着に着替えて湖に飛び込む年配の方々。
はたまた、激流を楽しむラフティングに参加する人々。…これはワタクシも時間があったら参加したかったぁ。
こんな風に、大自然を手軽に、さまざまな方法で満喫するヨーロピアンたちの
貪欲さが、ちょっとうらやましい。
そんなわけで、本日は足腰ガックガクだけど、気分はフレッシュそのもの。
約束どおり(?)ハイジの歌も歌ってきたし、
湖畔ではカッコウの連唱もひとりで5人分歌ってきたしね♪
(♪しっずかな湖畔の森の影っから、を5回繰り返す。←歌詞を思い出せなかったとも言ふ)
でもね。1つ気づいたの。
美しい草原は、
どこも牛フンだらけっつー現実に。
そう。アニメにゃ出てきやしないけど、ハイジもきっとペーターとともに、牛フン踏みしめ生活していたに違いない。
美しいバラにはトゲがある、なんつーけれど、美しい草原に牛フンあり、つーことで。
※写真の牛さんたちが道を占拠していて、数分間にらみ合いが続きました(完全にうちらが負けてたけど・笑)
ちゃんちゃん
←これぞ「牛フン街道」だっ!
…避けて通れるうちがハナだったりする(笑)
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by nachapin110
| 2007-07-09 18:24
| 旅のリポート