2009年 06月 10日
妊娠中毒症?! |
いよいよ今週から10ヶ月目、いわゆる臨月に突入しました。
病院の検診も臨月には週に1度と頻繁になるのですが、
お腹もここまで大きくなると、歩きづらくて自由に動き回れなくなるし、寝返りは打てないし、
正直、妊娠後期というものが、ここまで大変だと思ってなかった。
しかーし。問題はこんなことではありません。
さすが高齢初産、前回の検診でいろいろ気になる症状を指摘されました。
まず、血液検査で貧血が判明。
自覚症状が全くなかったため、一瞬耳を疑いましたが、
これは胎児に優先的に鉄分が吸収されるためで、
後期には、妊婦さんの半数以上が貧血を示すそう。
即座に造血剤を処方されました。
次。手足のひどいむくみ。
これも、妊婦さんにはよくある症状なので、単独では重大視されません。
が、ワタクシの場合、急激な体重増加(2週間で1.5キロ)を伴っているため、
「顔にまでむくみが出たら、すぐに病院に来てください」と、
助産師さんに念を押されてしまいました。
最後。正常の範囲ながらも、血圧が徐々に上昇中。
…これは困った。
体重と違って、急激な上昇は即、命に関わりますからね。
つまり、ここまで来て、妊婦にとって一番恐ろしい
「妊娠中毒症」の気配が近づいてきたんです。ハハ。←笑ってる場合じゃない。
現在では「妊娠高血圧症候群」と名称が変わった妊娠中毒症は、
妊娠後期から発症しやすい妊婦特有の病気。
本人に自覚症状があまりないまま、急激に進行することも多く、
重症の場合は、胎盤早期剥離による大量出血や痙攣、脳内出血など、
母体や胎児にとって、重大な危険を招くコワーイ病気です。
現在の日本では、それゆえに体重の増加や塩分摂取の制限を妊婦に課しているのだけれど、
医学的な因果関係はわかっていないのがホントのところ。
要するに、なぜ発症するのかは原因不明なんですね。
結果、この病気を食い止めるには妊娠の終了、つまり出産が唯一の手立てとなります。
そして、この病気の目安となるのが、
血圧の上昇(最高140以上、最低90以上)や、尿たんぱく、尿糖の有無。
検診では、毎回尿検査もあるのですが、そこにたんぱくや糖が漏れ出ていると、
腎臓などの機能低下が疑われ、中毒症が決定的となってきます。
ワタクシの場合、この1ヶ月で最高血圧が110前後から120台後半に上昇、
さらに、尿たんぱくが+-と、ビミョーな結果となっており、
もしかしたら進行するかも?!という段階です。
年齢的な問題もあり(高齢妊婦は2倍以上のリスク)、
さすがに楽観視できなくなってきたので、
早速、血圧計を購入し、毎日計っているのですが…数値が高い(泣)。
日によっては、130台に乗ることもしばしばで、
次回の検診で尿たんぱくが+になったら、即刻入院を言い渡される可能性も。
まぁ、現在36週で胎児の推定体重も2500gと、万が一帝王切開になっても
赤ちゃんは十分に生きられる段階ではあるのですが、、、、ぶっちゃけ
年寄りの母体が
心配です。
ただでさえ、最近は「無痛分娩にすればよかった」と出産にビビり気味のヘタレ妊婦、
これに高血圧なんて加わったら、今から気を失いそうです。ウソです。
普通なら、臨月には出産に備えて
ウォーキングなどの運動を推奨されるそうですが、
リスクの高い妊婦に対しては、「あんまり動かないでくださいね~」などと
注意される始末。
あちこち歩き回ってむくみを悪化させていたこともあり、
ここ1週間は、隙あらば寝転がっています。
針仕事(?)も集中力と目の神経を使うので、あんまりやらないほうがいいようです。
コンピューター操作なんて、足のむくみにもよくないので、たまにしかできません。
というわけで、今からお昼寝です。
不思議なことに、これがいくらでも寝れるんだな。ハッハッハ。
さーて、次回の更新はいつになることやら。
普通に陣痛が来たら、合間にブログ更新しようかな。
なんでも、10分間隔になるまで病院に行っちゃいけないらしいから(笑)。
by nachapin110
| 2009-06-10 13:19
| ひとりごと