2007年 01月 10日
地球一周旅行 ~前編~ |
さて。再び過去ネタのUPです。
先日12月に日本に一時帰国した話に触れたけど、これはドイツとの単純往復ではなく、ドイツ→カナダ(1週間滞在)→アメリカ(24時間滞在)→日本(5日間滞在)→ドイツと、約2週間で地球を1周するという強硬スケジュールだった。西回りだったおかげで、なんとか地球の回転と時差に体を合わせて行けたが、かなり無謀な旅だったのは確か。正直いまもなんだか本調子じゃなかったりする(年は取りたくないもんだ^^;)。
もちろん、これはダンナの仕事のためで、私はただのお味噌。なのに、カナダでめったに食べない牡蠣に大当たりして、スケジュール変更を余儀なくさせされ、アメリカへのフライト日まで、毎日ホテルを転々とさせるする羽目に。しかしだ。そんな目にあっても、カナダという国はあまり強烈な印象を残さないから不思議だ(おい)。
今回メインで訪れたのは西海岸の大都市バンクーバー。大自然の中に高層ビル群がそびえるカナダを代表する都市の1つだ。アジア系住民が多いとのことだったが、なるほど街中には道行く人の半数近くがアジア系。チャイナタウンでもないのに、欧米圏でこの割合はハワイに準ずるのではないかしらん。さらに、日本食屋(寿司屋)の多さにびっくりする。1ブロックごとにひしめいている感じだ。いくらスシが世界的な市民権を得たとはいえ、日本国内だってこれほど寿司屋が立ち並ぶ街はない。あとでわかることだが、バンクーバーではその新鮮なシーフードを最高においしく食べられるベストな料理が世界中から集まっているのだ。寿司もその1つなんだろう。
通常、日本人がガイコクで寿司を食すなんてもってのほかだが(外国の日本料理屋はたいてい日本人以外のアジア人が経営していて、そりゃヒデーおもしろい味がする)、バンクーバーだけは別格。私たちは初日のランチに早速ダウンタウンの一画にある「TSUNAMI」という、いかにも怪しげ外国人ウケしそうな名前の回転寿司屋へと足を運んだ。
一歩店内に入ると一変、広くシャレた店内に意表をつかれる。回る寿司、といっても日本のようなジャバラではなく、流水に浮かんだ船に乗ってさまざまな寿司が”どんぶらこ”とやってくる。そんな小ネタについ喜んでしまうワタクシ。味のほうもガイコクにしては悪くない。特にアジとサケなんかじゅわっと甘く、その旨さは北海道のネタといい勝負だった。そういえば、富山で入った回転寿司屋のレベルも高かったな。魚介類が新鮮だと、にぎり技術がいまひとつでも、それだけで寿司のグレードが数段アップするのね。バンクーバーで寿司屋が流行るわけだ。
でもってバンクーバーといえばオイスターバーが有名だが、私たちは2日目のランチに超人気店ジョー・フォーテスに行ってみる。牡蠣は食べなかったが、剥きエビと白のハウスワイン(カリフォルニア)をチョイス。…やっぱりうまい。ハウスワインがおいしいということは、料理全体のセンスがいいのだろう。周りを見渡しても、観光客風は少数で、皆ビジネスランチといった地元の客が中心のようだ。こんなうまいもん、毎日食べられるなんて、えぇのぅ。
その夜、今度は本格的にシーフードにありつこうということで、ホテルのコンシェルジュお勧めのウォーターフロントにあるシーフード・レストランに行く。ここは海に突き出た木造ボートハウス風のレストランで、カジュアルだが海辺ムード抜群。もちろん私たちの目当ては新鮮なオイスターだ。実は私は牡蠣が大の苦手なのだが、超新鮮なものだけは食べられる。昔、海岸で割って食べた小さな牡蠣は甘くおいしかったが、街中のものはどんなに新鮮と唱っていても100%ダメ。一方、ダンナはといえば、生牡蠣は好きだが当たった経験もあるため、2人で恐る恐る3個だけオーダーする。非常に愛想がいいウェイター氏は「そ、そんだけでホントにいいの?!」と念を押してきた。…よほど自信があるのか、こんなしみったれた客はほかにはいないのか。
間もなくして、生牡蠣登場。恐る恐る1つだけ口にしてみる。
う、うま~~~~~~~~~い。。。小ぶりの生牡蠣さんは、予想したとおり、とろけるように甘い。今回は軽めの赤ワイン(やはりカリフォルニア)を相伴させるが、これがまたうまい。メニューにはさまざまな牡蠣がオーダーできるのか、種類や採取地ごとに細かく記載がされている。その数ざっと十数種類以上。1つではあまりに物足りないが、やぱり元々は苦手なので、それ以上は遠慮しておく。
それにしてもバンクーバー、本当にすごいぞ。東京で流行のレストランのごとくシャレた店内に、洗練された料理、北海道並の新鮮なシーフード。こんなレストランがゴロゴロある。ニューヨークに行けば同レベルのレストランがあることはあるが、値段にゼロが1個多いはず。お手頃価格で最高品質のモノをいただく、これぞ究極の贅沢でんな。むふ。
さて翌日。ダンナは会議に出席のため、朝出かけて夕方にホテルに戻ってくる。私は午前中街中をぶらついたあと、午後はおとなしくPCで遊んでいた、、、ら。なんかお腹が苦しい。気のせいかと思っていたが、だんだん座っているのがつらくなってきた。「もしや」と嫌な予感が脳裏に浮かぶものの必死でかき消す。が、抵抗むなしく、ついにトイレへ駆け込む。。。。大当たり~カンカンカンカン。
食した牡蠣はたった1個でも当たるときは当たるという。一緒に食べたダンナはぴんぴんしていたから、私のほうにいま流行のノロちゃんが潜んでいたに違いない。ま、不幸中の幸い?で、ひどい状態は2~3時間で過ぎ、その後は小康状態。さらに2~3日は調子悪いものの、動けないというほどではなかった(荷物ひきずってホテル移動したもんね)。
…当たったといえば、20歳のとき旅行したインドでは本当にひどかった。生水は飲まないように気をつけていたのに、うっかり街角で売っていたアイスキャンディーを食っちまった。凝固してても元は水。翌朝から40度近い熱が出て丸1日トイレとお友達、その後3日間ベッドから出れなかったもんね。そのあと2週間はお腹の調子悪かったし。赤痢じゃないかと冷や冷やしたなぁ、あんときは。…こんな経験してるから、カナダの印象が薄くなるのかもしれないな。はっはっは。
結局、このあとは予定通り経由地のサンフランシスコへとフライトするんだけど、たった24時間の滞在にもかかわらず、なぜかアメリカのほうが印象が深い。やっぱりゴールデンゲートブリッジの迫力はすごかったし。。。(後編へつづく)
先日12月に日本に一時帰国した話に触れたけど、これはドイツとの単純往復ではなく、ドイツ→カナダ(1週間滞在)→アメリカ(24時間滞在)→日本(5日間滞在)→ドイツと、約2週間で地球を1周するという強硬スケジュールだった。西回りだったおかげで、なんとか地球の回転と時差に体を合わせて行けたが、かなり無謀な旅だったのは確か。正直いまもなんだか本調子じゃなかったりする(年は取りたくないもんだ^^;)。
もちろん、これはダンナの仕事のためで、私はただのお味噌。なのに、カナダでめったに食べない牡蠣に大当たりして、スケジュール変更を余儀なく
今回メインで訪れたのは西海岸の大都市バンクーバー。大自然の中に高層ビル群がそびえるカナダを代表する都市の1つだ。アジア系住民が多いとのことだったが、なるほど街中には道行く人の半数近くがアジア系。チャイナタウンでもないのに、欧米圏でこの割合はハワイに準ずるのではないかしらん。さらに、日本食屋(寿司屋)の多さにびっくりする。1ブロックごとにひしめいている感じだ。いくらスシが世界的な市民権を得たとはいえ、日本国内だってこれほど寿司屋が立ち並ぶ街はない。あとでわかることだが、バンクーバーではその新鮮なシーフードを最高においしく食べられるベストな料理が世界中から集まっているのだ。寿司もその1つなんだろう。
通常、日本人がガイコクで寿司を食すなんてもってのほかだが(外国の日本料理屋はたいてい日本人以外のアジア人が経営していて、そりゃ
一歩店内に入ると一変、広くシャレた店内に意表をつかれる。回る寿司、といっても日本のようなジャバラではなく、流水に浮かんだ船に乗ってさまざまな寿司が”どんぶらこ”とやってくる。そんな小ネタについ喜んでしまうワタクシ。味のほうもガイコクにしては悪くない。特にアジとサケなんかじゅわっと甘く、その旨さは北海道のネタといい勝負だった。そういえば、富山で入った回転寿司屋のレベルも高かったな。魚介類が新鮮だと、にぎり技術がいまひとつでも、それだけで寿司のグレードが数段アップするのね。バンクーバーで寿司屋が流行るわけだ。
でもってバンクーバーといえばオイスターバーが有名だが、私たちは2日目のランチに超人気店ジョー・フォーテスに行ってみる。牡蠣は食べなかったが、剥きエビと白のハウスワイン(カリフォルニア)をチョイス。…やっぱりうまい。ハウスワインがおいしいということは、料理全体のセンスがいいのだろう。周りを見渡しても、観光客風は少数で、皆ビジネスランチといった地元の客が中心のようだ。こんなうまいもん、毎日食べられるなんて、えぇのぅ。
その夜、今度は本格的にシーフードにありつこうということで、ホテルのコンシェルジュお勧めのウォーターフロントにあるシーフード・レストランに行く。ここは海に突き出た木造ボートハウス風のレストランで、カジュアルだが海辺ムード抜群。もちろん私たちの目当ては新鮮なオイスターだ。実は私は牡蠣が大の苦手なのだが、超新鮮なものだけは食べられる。昔、海岸で割って食べた小さな牡蠣は甘くおいしかったが、街中のものはどんなに新鮮と唱っていても100%ダメ。一方、ダンナはといえば、生牡蠣は好きだが当たった経験もあるため、2人で恐る恐る3個だけオーダーする。非常に愛想がいいウェイター氏は「そ、そんだけでホントにいいの?!」と念を押してきた。…よほど自信があるのか、こんなしみったれた客はほかにはいないのか。
間もなくして、生牡蠣登場。恐る恐る1つだけ口にしてみる。
う、うま~~~~~~~~~い。。。小ぶりの生牡蠣さんは、予想したとおり、とろけるように甘い。今回は軽めの赤ワイン(やはりカリフォルニア)を相伴させるが、これがまたうまい。メニューにはさまざまな牡蠣がオーダーできるのか、種類や採取地ごとに細かく記載がされている。その数ざっと十数種類以上。1つではあまりに物足りないが、やぱり元々は苦手なので、それ以上は遠慮しておく。
それにしてもバンクーバー、本当にすごいぞ。東京で流行のレストランのごとくシャレた店内に、洗練された料理、北海道並の新鮮なシーフード。こんなレストランがゴロゴロある。ニューヨークに行けば同レベルのレストランがあることはあるが、値段にゼロが1個多いはず。お手頃価格で最高品質のモノをいただく、これぞ究極の贅沢でんな。むふ。
さて翌日。ダンナは会議に出席のため、朝出かけて夕方にホテルに戻ってくる。私は午前中街中をぶらついたあと、午後はおとなしくPCで遊んでいた、、、ら。なんかお腹が苦しい。気のせいかと思っていたが、だんだん座っているのがつらくなってきた。「もしや」と嫌な予感が脳裏に浮かぶものの必死でかき消す。が、抵抗むなしく、ついにトイレへ駆け込む。。。。大当たり~カンカンカンカン。
食した牡蠣はたった1個でも当たるときは当たるという。一緒に食べたダンナはぴんぴんしていたから、私のほうにいま流行のノロちゃんが潜んでいたに違いない。ま、不幸中の幸い?で、ひどい状態は2~3時間で過ぎ、その後は小康状態。さらに2~3日は調子悪いものの、動けないというほどではなかった(荷物ひきずってホテル移動したもんね)。
…当たったといえば、20歳のとき旅行したインドでは本当にひどかった。生水は飲まないように気をつけていたのに、うっかり街角で売っていたアイスキャンディーを食っちまった。凝固してても元は水。翌朝から40度近い熱が出て丸1日トイレとお友達、その後3日間ベッドから出れなかったもんね。そのあと2週間はお腹の調子悪かったし。赤痢じゃないかと冷や冷やしたなぁ、あんときは。…こんな経験してるから、カナダの印象が薄くなるのかもしれないな。はっはっは。
結局、このあとは予定通り経由地のサンフランシスコへとフライトするんだけど、たった24時間の滞在にもかかわらず、なぜかアメリカのほうが印象が深い。やっぱりゴールデンゲートブリッジの迫力はすごかったし。。。(後編へつづく)
by nachapin110
| 2007-01-10 22:34
| 旅のリポート